Star Wars : Epsiode1 The Phantom Menace
◆◇◆ストーリー要約◆◇◆
できるだけわかりやすく要約します。
※以下ネタバレを含みます。
(序盤)-initial part-
官僚化・腐敗が進んでいた銀河共和国は、巨大企業連合である通商連合に対し新しい関税を導入した。
これに激しく反発した通商連合は抗議のため、貿易航路上の資源惑星のナブーを封鎖し、軍事力を背景に、惑星全体の通商・通信を遮断する。
共和国最高議長ヴァローラムは、武力ではなく交渉での事態解決のため、ジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンと弟子オビ=ワン・ケノービを派遣する。
しかしこれは通商連合の黒幕であるダース・シディアス(パルパティーン)が仕組んだ罠であり、ジェダイは到着するやいなや暗殺ドロイドの襲撃を受ける。辛くも脱出した二人は惑星ナブーへと逃げ込み、女王アミダラ一行を救出し惑星を脱出する。
(中盤) -middle part-
通商連合の攻撃を受け、宇宙船は損傷し、砂漠の惑星タトゥイーンに不時着する。
修理のための部品を探す中で、クワイ=ガンは奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーと出会う。
アナキンは驚異的な反射神経と直感を持ち、フォースの素質が極めて高い。母シミ・スカイウォーカーによれば父親はおらず、突然身ごもったという。クワイ=ガンはアナキンこそフォースにバランスをもたらす“選ばれし者”だと直感する。
アナキンは命懸けのポッドレースに出場し優勝。得た賞金と部品で船を修理し、自由を手に入れる。
クワイ=ガンは少年を連れ、首都惑星コルサントへと向かう。
コルサントでは、アミダラ女王が元老院に助けを求めるが、政治は腐敗しナブーへの救援は得られない。同郷議員のパルパティーンは彼女に「最高議長の不信任案を出す」よう助言し、これが彼の出世のきっかけとなる。またこれにより銀河帝国誕生への伏線となる。
一方クワイ=ガンは、アナキンをジェダイ評議会に弟子にしようとするが、「彼の恐れが闇を呼ぶ」として却下される。それでもクワイ=ガンは独断で弟子にすると宣言し、アミダラと共にナブー奪還作戦へ戻る。
(終盤) -final part-
ナブーではグンガン族とナブー軍が共闘し、通商連合のドロイド軍と激突。
宇宙ではアナキンが偶然戦闘機に乗り込み、敵艦を撃破して勝利を導く。
宮殿内部ではクワイ=ガンとオビ=ワンが、シスの戦士ダース・モールと死闘を繰り広げる。
激戦の末、クワイ=ガンは倒れ、オビ=ワンがモールを討ち取る。
死の間際、クワイ=ガンは「アナキンを訓練せよ」と言い残す。
オビ=ワンは師の遺志を継ぎ、アナキンを弟子に取る。
ナブーでは勝利の式典が行われるが、その裏ではシスの存在を告げる“見えざる脅威(ファントム・メナス)”が静かに動き出していた。
◆◇◆タイトルの意味◆◇◆
「ファントム・メナス(The Phantom Menace)」=「見えざる脅威」。
裏で糸を引いている真の脅威は、シス卿ダース・シディアス(パルパティーン)。
銀河共和国議員パルパティーンが表向きの顔であり、裏ではシスのダース・シディアスとして暗躍。
「見えざる脅威」の正体が彼であり、シス教の存在もここで示唆されます。ナブー封鎖、ドロイド襲撃、議会の腐敗はすべてパルパティーンの策略であり、『ファントム・メナス』=パルパティーンの陰謀の物語とも解釈できます。ここからアナキンやジェダイ評議会の運命に影響を与えていく物語の幕が上がります。
◆◇◆リンク◆◇◆
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